こんにちは!理学療法学科教員の南です。
今回は、2/6~2/24の間に行われた、3年生の臨床評価実習から帰ってきたお二人にインタビューをしたいと思います。
南)おかえりなさい。
臨床評価実習を無事終えたようで、ご苦労様でした。
二人)ありがとうございます。
南)今日は、この特集「実況‼ 臨床実習③」で、3年生の臨床評価実習前にインタビューした三人に実習を終えた後に、色々とお話を聞けたらと思います。
あれっ、二人しかいない…?
中村)いや、実習が終わってホッとしてたのか、大山君は発熱で…。
昨日の就職セミナーもお休みでした。
南)大山君はちゃんと打席に立てたんかなぁ(笑)
臨床評価実習から帰ってきてからも、臨床実習指導者会議や就職セミナーと色々と忙しいですね。
では、今日はお二人には頑張ってもらって、楽しい、いいコメント期待しています。
二人)無理やわ~!
南)さて、お二人は、どのような病院で実習してきましたか?
中村)急性期の300床くらいある市民病院でした。
自分が担当した患者さんは70代の人工膝関節置換術後の方でした。
竹本)僕は、急性期の200床ほどある、地域の中核病院でした。
担当の患者さんは80代の脊柱圧迫骨折の方でした。
南)どうでしょう。
実際の病院は、行く前と印象は違いましたか?
中村)急性期病院と聞いていたので、行く前は物凄くバタバタして、忙しく、
寝たままの重症患者さんが多いのかと思っていました。
でも実際に行くと、皆さん落ち着いて仕事されていて、歩いたり、運動できる患者さんも多くてとても意外でした。
南)急性期って、病気やケガをして間もないという時期なので重症の方が多くて、
慌ただしい雰囲気をどうしても想像してしまうのかなぁ。
急性期といっても病気やケガの程度は様々ですもんね。
竹本)僕は、事前に実習する病院がどんな病院でどんな疾患を診ているかなどは調べましたが、敢えて病院のイメージは前もって持たないようにしました。
南)なんかカッコいいコメントやな~
竹本)いやいや、只々メンタルが弱いだけで、事前のイメージが膨らみすぎると色々と考え過ぎてしまいプレッシャーに潰されそうになるので…。
南)そうですね。
入学して初めての長い実習なのでみんな不安で、緊張もするでしょうね。
僕も学生のときはそうでした。
でも、どんだけメンタル弱いねんっ!
三人)はっはっはっ…(笑)。
竹本)でも、担当した患者さんが重症でなく、退院後は自宅復帰を目指していた方なので、
病院だけでなく訪問リハ(患者さんの自宅で行うリハビリ)にも連れて行っていただいたり、
ケアマネジャーとの話し合いにも参加させていただき、
事前に考えていたより多くのことを経験させていただきました。
中村)僕も、理学療法だけでなく、他部門のスタッフとのカンファレンスや
先生方の開催されている勉強会にも参加させていただきました。
南)二人とも、いい経験をたくさんしてきたようですね。
では、色々と経験して学んだ中で一番印象に残ったことは?
中村)僕の担当した患者さんが高齢の方で、痛みなどもあり、
初めはなかなかリハビリに積極的ではなかったんです。
でも、ケースバイザー(担当患者さんに関して指導する理学療法士)の先生が患者さんのお話を聞きながら、
しっかりとコミュニケーションをとることで信頼関係が築かれていくうちに、
理学療法がスムーズにできるようになっていく様子を拝見しました。
それを見て、病気やケガの患者さんは、ただでさえ不安なんだから、
身体に触れてリハビリテーションしていかないといけない理学療法士にとって
コミュニケーションや信頼関係ってとても大事なんだと思いました。
南)なんか、今までの中村君からは聞いたことないくらい真面目なコメントやな。
前回のインタビュー時より顔つきも引き締まって、しっかりした印象やな~。
竹本)うん。うん。
中村)実習中にちょっと太ったのもあるかも(笑)
南)竹本君は痩せたのに。
竹本)うん。うん。
南)竹本君の印象に残ったことは?
竹本)僕の患者さんはとても協力的でしたが、パーキンソン病の方で、
評価するときに力が抜けなくて「力抜いてくださいね」って声をかけても
なかなか抜けないので実際とっても困ったことがありました。
でも、コミュニケーションを持つように心がけると笑ってくれた時にスッと力が抜けたりして、
やっぱりコミュニケーションって大事やなぁって僕も思いました。