資料請求

 

理学療法学科4年生 大谷侑路さんが、9/3(日)に岐阜県羽島市で開催された第11回全日本学生テコンドー選手権大会の女子‐53㎏級で、見事二連覇を果たされました。

 誠におめでとうございます!

 

前年度優勝の大谷さんは、この日はシードで2回戦からの登場。

7月末まで長期臨床実習があったため、練習量は普段の半分くらいになってしまい、不安を抱えたまま本番をむかえたそうです。

 

 

記者:「普段より練習量が少なかったということですが、実際の試合ではどんな感じでしたか?」

 

大谷:「心配もあったのですが、練習ができていなかったので体力的にもたないというか、しんどかったです。

ほんと3ラウンドもつかなぁ、って感じでした。」

 

記者:「そのようなネガティブな状況の中、勝因は?」

 

大谷:「自分としては動き自体は硬いと感じたのですが、自分のやりたいことができた大会でした。

 

相手の選手も自分のことを十分研究しているのが分かりましたし、一方で、相手がやりたいことも分かったので、それをやらせなかったのが勝因かと思います。

 

自分では実力がある方だとは思っていないので、根性で勝つつもりで頑張りました。

あと、学生時代最後の学生選手権なので、優勝したかった。」

 

記者:「コーチからは、何か言葉をもらいましたか?」

 

大谷:「あんまりなかったですけど、『二連覇やな。』って。さらっと。」

 

記者:「意外とさらっとですが、嬉しかった?」

 

大谷:「いや、ホッとしました。」

 

記者:「今後は?」

 

大谷:「今後も、何らかの形で競技には携わりたいと思います。

気が付いたら、後輩もいる立場になっていますし、彼らのサポートにも努めたいです。

 

身体がもつまで、テコンドーが嫌いになるまでは、競技を続けて、燃え尽きたいです。」

 

記者:「あしたのジョーですね(笑)。嫌いになるまでとおっしゃってますが、

そもそもテコンドーが好きな理由は何ですか?」

 

大谷:「自分でも好きな理由を尋ねられても、わからないんです。でも、本当に好きなんですよ。

 

昔、小さい頃に自分が何か悪いことしたときなどには、

母から『そんなんしてたら、テコンドーやらせへんよ!』って、

言われるくらい(笑)」

 

記者:「『悪いことしたら、仮面ライダー見せへんよ!』の代わりみたいなものですね(笑)」

 

大谷:「はぁ。まぁ…(苦笑)。

自分は4歳から空手を始めて(高1まで)、小学校5年生からテコンドーも始めたんですね。」

 

 

記者:「ちなみに何段ですか?」

 

大谷:「空手は初段、テコンドーは現在4段です。

 

なので、自分にとっては、小さい頃から今までずっと生活の中に格闘技があるって感じでした。

 

テコンドーを始めてから、ルール変更などもいくつかありました。

不利な変更があった際も、その中で自分にできることを探し、

相手のできないことをやる工夫や駆け引きをやってきた経験も

今の自分を作ってくれたと思うし、好きな理由ですね。」

 

記者:「今の自分というと?」

 

大谷:「今回優勝させてくれた根性ですかね。

 

それだけでなく、今の理学療法士への進路の切っ掛けになったのも

実はテコンドーなんです。

 

高校入学時は大学進学なんて考えてもなかったんです。

自分が競技を続ける中で、ケガをしたときにリハビリした経験や、

トレーナーさんに理学療法士って道もあるよと紹介して戴いたりしたことが

今の進路に繋がっているんです。

 

ちなみに、トレーナーさんは柔道整復師なんですけどね。」

 

記者:「テコンドーは大谷さんにとって、人生の一部であり、自分自身というか、

自信を築いてくれたものなんですね。」

 

記者「最後に、大谷さんって、やっぱり蹴るのは好きですか?」

 

大谷:「好きですねぇ。」

 

記者:「僕は蹴り上げんといてくださいね(笑)」

 

大谷:「それはフリですか?お求めとあれば、いつでも(ニヤッ)」

 

いつも、爽やかな大谷さんでした。

本当に、本当に、二連覇おめでとうございます~!

(記者 南)